昔ながらに臼と杵で餅つきをした餅と、餅つき機やホームベーカリーでついた餅とでは、仕上がりにどう違いがあるのでしょうか?
臼と杵、機械のどちらがコシのある美味しい餅が出来上がるのかを比べてみたいと思います。
ホームベーカリーで作る餅の作り方は、コチラの記事で詳しく紹介しています。
比較する前提と条件
まず、2つを比較する上で一番大事なこと。
あいにく我が家では臼と杵を持っていないので、【簡易版】臼と杵で餅をつきます。
【簡易版】臼と杵って何?
【簡易版】臼と杵とは、絵本『ばばばあちゃんのおもちつき』に載っている、こちらの方法を参考にしました。
「ばばばあちゃんりゅうは きねの かわりに すりこぎを つかうんだよ。
さいしょは ぬらした すりこぎで ぐるぐる こねる。
しっかり おさえてないと ボウルが うごいちゃうよ。 」
「つぎは ほんとの おもちつきと おんなじだよ
ぺったん ぺったん つくんだ。
みんなで こうたいして やると いい。
ほら、ねばってきたよ」
引用:『ばばばあちゃんのおもちつき』より
この方法なら臼と杵がないお家でも、餅つき機やホームベーカリーがないお家でも、簡単に餅つきを体験することが出来ます。
ばばばあちゃんシリーズは絵本でありながら、子供の「やってみたい!」という気持ちをくすぐる立派な食育絵本だと私は思っています。
どうやって作られているの?を親子で調べて学べるので、幼稚園~小学校低学年の子にピッタリです。
比較する条件を決める
どちらも出来るだけ同じ条件で作りたい。
もち米を蒸す工程は一度に4合蒸した後、2合ずつ半分に分けて、ホームベーカリーに入れて餅をつくもの・【簡易版】臼と杵で餅をつくものに分けました。
それぞれの餅つきが終了する合図は、『ホームベーカリーで餅がつきあがる(20分)』までとしました。
臼と杵で餅つきをした餅と、餅つき機やホームベーカリーでついた餅を比べてみよう
[ptimeline color=”pink”]
[ti label=”STEP1″ title=”餅つき作業スタート!”]先に簡易版・臼と杵を準備していたので、時間差でのスタート。
ホームベーカリーは20分でつき終わるため、簡易版・臼と杵も同じ時間に終了としました。[/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”ホームベーカリーは時間差スタートも物ともせず”]ホームベーカリーは、簡易版・臼と杵の時間の半分でほとんど同じ状態にまで持ってきました。
やはり電動!仕事が早いです。
簡易版・臼と杵はまだまだすりこぎに餅がひっつく状態が続いて、時々水をつけながら行いました。[/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”20分のタイマーがなって終了!”]20分のアラームがなる頃には、ホームベーカリーの方の餅はきめ細やかで艶が出る一歩手前まで仕上がっていました。
簡易版・臼と杵は艶はほとんどありませんが、時間が経つにつれてコシが出てきました。[/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”両者の見た目の違いは一目瞭然”]どちらも20分、同じ時間餅をついたのですが、この見た目の違いです。
いやいや違いすぎるでしょ!![/ti][/ptimeline]
食べ方別:おすすめの餅のつき方
先ほど見ていただいたように、同じもち米で20分ついただけなのに全然違いましたね。
餅のつき方によってオススメの食べ方が違うので、実際に食べて見て感じたことを紹介したいと思います。
【簡易版】臼と杵でついた餅のおすすめの食べ方
コシが強い。THE・餅といえばコチラに軍配が上がります。
今すぐに納豆餅・あんこ餅など食べたいなという時は、ちょっと手間でもボウルとすりこぎで20分無心に餅をつきましょう。
- 餅にコシがある
- 丸餅にするにも形がまとまりやすいのでオススメ◎
- 今、餅が食べたいなという時にオススメ◎
- 20分捏ねる・つくので疲れる×
ホームベーカリーでついた餅のおすすめの食べ方
ホームベーカリーが動いている時は感じませんでしたが、止まってみると餅がドロドロに近いです。
もちろん水を入れたわけではないんですが、うーん・・何か鼻水っぽい餅に仕上がりましたね。
- ボタン一つで放っておいたら出来上がる◎
- のし餅にするのがオススメ◎
- ドロドロしているので、まとまりずらい×
まとめ
さて検証の結果、コシのある餅が出来たのは【簡易版】臼と杵でついたお餅でした。
たまに食べたい時にちょっと作るくらいなら、すりこぎとボウルかホームベーカリーで十分です。
でも毎年何度も作るなら、餅つき機を使うのも楽チンかもしれません。
水に浸けたもち米をセットするだけで完了ですからね〜。便利です。
ホームベーカリーでお餅をつこうと思っている人に、よく読まれている記事はこちらです。