車中泊に必要なものの中で私が一番最初に揃えたもの、そう『目隠し(シェード)』です。
我が家は2020年10月に発売された、スバルのフォレスターSKを車中泊用の車として使用しています。
今回は
- フォレスターSK
- リアガラスの周りがプラスチック素材の自動車
- リアガラスに電熱線が入ってる自動車
で使える目隠し(シェード)の作り方を紹介します。
このリアガラス用のプラダン目隠し(シェード)は、出来るだけ傷や跡がつかないように現状復帰しやすい作り方になっています。
我が家のような車中泊初心者や、新車だから出来るだけ車に穴を開けたり、傷をつけたくないという方におすすめの方法です。
今回は、プラダン(プラスチックダンボール)と磁石を使ったリアガラスシェードの作り方を紹介します。
サイドガラスのプラダンシェードの作り方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
リアガラス用プラダンシェードの完成ビフォーアフター
作る手順を紹介する前に、まずは今回作ったシェードを紹介します。
今回自作したものは、磁石を使ったプラダンシェードです。
え?周りがプラスチックなのに、どうやって磁石をくっつけるの?
と思いますよね?
まずは完成したシェードのビフォーアフターからどうぞ!
多少隙間が出来て光が漏れてしまいましたが、良しとしましょう。
ここで磁石を使っています。\_(・ω・`)ココ重要!
完成したシェードの紹介はこれくらいにして、さっそく作って行きましょう=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
プラスチック素材にもくっつく!!磁石付きプラダンシェードの材料
- 新聞紙
- 養生テープ
- プラダン(黒色) 180cm×90cm 1枚
- ビニールテープ 3.8cm幅
- スコッチ 厚手両面テープ
- 丸形磁石 直径16mm 4枚(ダイソー)
- ハサミ、カッター
- 油性ペン
リアガラスのプラダンシェードを作る前に、先にサイドガラスのプラダンシェードを作っていたので、その残りのプラダンで作ることが出来ました。(フォレスターSKの場合)
サイドガラスのプラダンシェードの作り方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
出来るだけ現状復帰しやすい、磁石付きシェードの作り方
材料が揃ったら、さっそく作っていきましょう!
STEP① リアガラスの型取り
新聞紙を使って、リアガラスの型取りをします。
新聞紙1枚では足りなかったので、2枚は必要です。
その際、養生テープを使うとズレないので便利です。
リアガラスには電熱線があるので、電熱線と電熱線の間に養生テープを丸めて貼ります。
空気が入らないように新聞紙を伸ばしたら、窓ガラスの境目に爪で筋をつけるようにして、油性ペンでなぞります。
STEP② 新聞紙を切る
なぞった線に沿って、新聞紙を切ります。
STEP③ プラダンに写す
先程切った新聞紙をプラダンの上に乗せて、油性ペンでなぞります。
STEP④ プラダンを切る
線にそってカッターやハサミでプラダンを切ります。
もしかしたら小さいかも?と思って、気持ち大きめに切っちゃうと、確実に大きくなってハマらなくなります(経験談
それと、ハサミよりもカッターの方がプラダンの切り口がキレイになりますよ。
こんな感じに切れました。
プラダンの残りはこんな感じです。
フォレスターSKの場合180cm×90cm 2枚購入し、1枚と1/3でサイドガラス6枚分・2/3でリアガラス1枚分を作ることが出来ました。
STEP⑤ リアガラスに合わせて微調整
切り取ったプラダンを持って、車にgo!
あれ?ちょっと大きかったみたいです。
プラダンがリアガラスにピタッとはまるまで、少しずつ切って微調整していきます。
おぉ!!磁石で留めておかないとずり落ちてしまうかと思ったプラダンがキレイにハマって留まっています∑(๑ºдº๑)!!
絶対にずり落ちてしまうと思ったんですが、予想外でビックリ。
STEP⑥ 切り口にビニールテープを貼る
微調整をしてハサミで切っていると、プラダンの断面がささくれたようにギザギザになってしまっている部分もあるので、ビニールテープをぐるっと貼ります。
最初はカーブの部分を切れ込みを入れながら貼り付けます。
次に残りのまっすぐな部分にビニールテープを貼ります。
剥がれないようにテープとテープは少し重ねて貼りました。
併せて、テプラやペンなどでどの部分のシェードなのかわかるようにしておきます。
STEP⑦ 再びリアガラスに合わせる
出来るだけぴったり貼ったビニールテープですが、気持ち大きくなっていることもあるので、もう一度リアガラスに合わせてみます。
STEP⑧ 取っ手兼磁石をつける(準備)
予想外にプラダンだけでリアガラスにピタッとはまってしまいましたが、車中泊にバサッと落ちることがあってもいけないので、しっかりと磁石で固定していきます。
完成イメージとしては、こんな感じになります。
磁石は100円ショップ・ダイソーに売っている、超強力マグネット16mm 2個入り(100円+税)を2つ使用しました。
今回は磁石で留める場所は2ヶ所だったので計4個の使用でしたが、磁石で留めたい場所に応じて数を増やしてください。
ダイソークオリティと言えど、ネオジム磁石なので思いの外強力です。
車内で出来るだけ磁石の銀色を目立たせたくないので、磁石の上からビニールテープを貼ります。
4個の磁石のうち、2個にビニールテープを貼ります。
フォレスターSKの場合はプラスチック部分が黒色だったため、ビニールテープも黒色にしました。
ビニールテープを磁石の直径分くらいの長さに切り、磁石を貼り付けます。
磁石からはみ出た部分のビニールテープをハサミで切り取ります。
画像(上)の2つが加工済み、(下)が未加工のものです。
続いて、ビニールテープを貼った裏側に両面テープを貼ります。
この両面テープは、以前プチプチを凸凹のガラス貼った際に使ったものです。
プラスチック面も多少凸凹した見た目になっているので、ちょうどいいかなと思いました。
こちらもはみ出た部分はハサミで切ってキレイにします。
STEP⑨ 取っ手兼磁石をつける
完成まであともうひと息です。
ビニールテープの取っ手の中に磁石を入れます。
今回はビニールテープの長さを10cmにしましたが、どこに磁石をくっつけるかをイメージして長さを調整してください。
磁石をビニールテープで挟みます。
ブラダンシェード本体にくっつける分のビニールテープは1〜2cmくっつけずにおきます。
ビニールテープで包んだ磁石の上に、先ほど加工した磁石(ビニールテープと両面テープがついている磁石)をくっつけます。
ピラピラと留めないでいたビニールテープと本体を貼り合わせます。
プラダンシェードをリアガラスにはめ込みます。
すると自然に磁石とプラスチック素材が出てくると思うので、両面テープを剥がしてそのまま貼り付けます。
車体に直接両面テープを貼ることに抵抗がある方へ
実は一番最初に考えていたのは、プラスチック面に直接両面テープを貼るのではなく、マスキングテープなどを貼ってからその上に両面テープを貼る仕様でした。
ただプラスチック面に細かい凸凹のデザインがあったことと、マスキングテープでは粘着力が弱いのではないかと思い、プラスチック面に直接両面テープを貼ることにしました。
気になる方は、マスキングテープの利用をおすすめします。
磁石を剥がすときに、両面テープを剥がした跡が汚くならないの?と不安な方へ
今回使用した3M(スリーエム) スコッチ 厚手両面テープ は紙製の両面テープと違い、粘着面がゴム製粘着剤が使われています。
紙製の両面テープだとうまく剥がすことが出来なかった場合、破れたように汚く粘着面が残ってしまいますが、厚手両面テープは粘着面がゴムということもあり、剥がした時にめろんっと全体が一度に剥がれるようになっています。
紙製の両面テープに比べると多少値段が高いですが、今後もDIYする際に使い回せるのでぜひケチらずに厚手両面テープを使って欲しいなと思います。