【災害に備える】公衆電話のある場所を把握しておこう

公衆電話のある場所を把握しておこう

災害時、回線をパンクさせないためにスマホや携帯電話の通信制限をされて、電話が繋がりにくくなります。

しかしそんな時でも公衆電話は『災害時優先電話』として、災害が発生した時に通信制限の対象外として優先的に取り扱われます。

でもいざという時に、公衆電話の場所がわからなかったら?

公衆電話の場所を探すために、通信制限で電話が書けられなくなったスマホで公衆電話の場所を探す…なんてことが無いようにしたいものです。

 

この記事の内容

災害時に備えて、自宅や職場の周りの公衆電話の把握と停電・災害時の使用方法の確認をしてみましょう。

 

目次

 公衆電話の設置場所検索

公衆電話の場所を探すには、NTT東日本・NTT西日本の公衆電話 設置場所検索のHPが便利です。

NTT東日本 公衆電話 設置場所検索

https://service.geospace.jp/ptd-ntteast/PublicTelSite/TopPage/

 

NTT西日本 公衆電話 設置場所検索

https://www.ntt-west.co.jp/ptd/map/index.html

公衆電話 設置場所検索に出てくる、それぞれのアイコンの意味

実際に検索してみると公衆電話にも、終日利用可能な公衆電話と終日利用不可な公衆電話など違いがあります。

せっかく公衆電話を見つけたのに、終日利用不可の公衆電話だった…!!!なんてことにならないように、それぞれのアイコンの意味について詳しく見ていきましょう。

 

屋外に設置しており、かつ24時間利用できる。

(例:歩道のボックス公衆電話)

屋外に設置しており、利用できる時間が限定されている。

(例:動物園内のボックス公衆電話)

屋内に設置しており、かつ24時間利用できる。

(例:24時間通行可能な地下街に設置の公衆電話)

屋内に設置しており、利用できる時間が限定されている。

(例:デパート内設置の公衆電話)

利用できる時間が限定されているというのは、デパートや動物園の営業時間内でしか公衆電話を利用できないということですね。

 

公衆電話別 停電時・災害時の使用方法

災害救助法が適応される規模の災害が発生し、被災者の通話を確保する必要があるとNTTが判断した場合、公衆電話からの通話が無料になる場合があります。

 

そして公衆電話には、アナログ公衆電話とディジタル公衆電話(デジタルじゃないのね)の2種類があるということ。

通常の使用方法の場合は違いがありませんが、アナログ公衆電話とディジタル公衆電話では停電時や無料化された場合の使用方法が異なります。

設置場所を検索した後は、自宅や職場近くにある公衆電話がアナログ公衆電話かディジタル公衆電話か、まで調べておくといいですね。

 

アナログ公衆電話とディジタル公衆電話の外観の違い

パッと見た感じ、アナログ公衆電話の方が古っぽく、ディジタル公衆電話の方が新しい印象を受けました。

何よりディジタル公衆電話とアナログ公衆電話の違いは、液晶ディスプレイがあるかないかでも判断できますね。

 

アナログ公衆電話:停電時の使用方法

停電時は赤いランプが消えています。

使い方は通常時と同じで、

  1. 受話器を上げ
  2. 硬貨を投入し
  3. 電話番号をダイヤルします。

ただし停電時はテレホンカードは使用できないので、注意が必要です。

 

アナログ公衆電話:災害時の使用方法

災害発生時などで無料化措置されている場合の使い方です。

  1. 受話器を上げて
  2. 硬貨またはテレホンカードをいったん投入し
  3. 電話番号をダイヤルします。

通話終了後、硬貨またはテレホンカードはそのまま返却されます。

アナログ公衆電話の場合は、無料化されていても一旦投入するための硬貨やテレホンカードが必要になってきます。

 

ディジタル公衆電話:停電時の使用方法

停電時は液晶ディスプレイが消えています。

使い方は通常時と同じで、

  1. 受話器を上げ
  2. 硬貨を投入し
  3. 電話番号をダイヤルします。

ただし停電時はテレホンカードは使用できないので、注意が必要です。

 

同一場所に複数台公衆電話が設置されている場合、停電時に稼働していない電話機もあります。

 

ディジタル公衆電話:災害時の使用方法

災害発生時などで無料化措置されている場合の使い方です。

  1. 硬貨やテレホンカードは不要
  2. 受話器を上げて
  3. そのまま電話番号をダイヤルします。

 

ディジタル公衆電話の場合は硬貨もテレホンカードもいりません。

自宅の固定電話から電話をかけるイメージですね。

 

携帯会社別 公衆電話から携帯電話にかけた場合の料金

公衆電話からNTTドコモ、au、ソフトバンクの3社それぞれのスマホ・携帯電話に電話した場合の料金はどのくらいかかるのでしょうか。

10円でかけられる秒数を調べてみました。

NTTドコモ

発信元/時間帯 平日 土曜・日曜・祝日
区域内 15.5秒
区域外

区域内…着信先のドコモの携帯電話が発信元と同じ区域に在圏している場合

区域外…着信先のドコモの携帯電話が発信先と異なる区域に在圏している場合

 

au

通話区域分/時間帯 平日 土・日・祝 平日・土・日・祝
8〜19時 19〜23時 8〜23時 23〜8時
同一/隣接の都道府県 11.5秒 14.5秒 20.5秒
その他の都道府県 9.0秒 18.5秒

「同一の都道府県」「隣接の都道府県」「それ以外の都道府県」の区分の詳細に関しては、auのHP 通話地域区分一覧表をご確認ください。

 

ソフトバンク

全日(一日中どの時間帯でも)
平日 11.5秒
土日祝

 

公衆電話から携帯電話にかける場合はテレフォンカードがベスト

公衆電話から携帯電話に電話をする場合、10円では9秒〜15.5秒と本当に短い時間しか通話することが出来ません。

災害発生時からどのタイミングで無料化措置されるのかわかりませんが、特に災害時は慌てふためいていることが簡単に想像できるので、「家が倒壊した」「○○避難所に避難している」とほんの一言伝えるだけでもモタモタしてしまいそうです。

そんな時はテレホンカードがあれば、モタモタしてしまっても通話時間に余裕があるので伝えたいことをしっかりと伝えることが出来ますね。

ただ停電時はアナログ公衆電話もディジタル公衆電話も、テレホンカードは使用出来なくなるので、テレホンカードだけでなく日頃から10円・100円の小銭も多めに財布に入れておいた方が良さそうです。

 

災害時の着信拒否設定に要注意

携帯会社各社のスマホ・携帯電話には、着信拒否設定を行うことが出来る項目があります。

これは公衆電話からの着信も例外ではありません。

「スマホ・携帯電話で着信拒否設定をしていたばっかりに連絡が取れなかった…」なんてことの無いように、災害時に被災地などから連絡として、公衆電話などによる着信が想定される場合は、スマホ・携帯電話の着信拒否設定を「解除」に設定してくださいね。

 

 

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