洗剤・柔軟剤

固形石鹸から液体洗濯石けん(液体石鹸)への作り方【レシピ】

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引き出物として、はたまたホテル滞在で無料で持ち帰れる固形石鹸。

でも液体や泡のハンドソープ・ボディーソープもあると、固形石鹸ってなかなか出番が回って来ないですよね。

今回は、手やからだを洗うための固形石鹸から液体洗濯洗濯石けん(液体洗剤)を作る方法を紹介します。

  • 液体合成洗濯洗剤を使いたくない
  • でも粉石けんは溶け残りそうだし、液体洗剤が楽チン
  • 市販の液体洗濯石けんは高いので、手作りの液体洗濯石けんを作りたい

そんな方にもピッタリだと思います。

私は2020年4月に材料を購入して以降、市販の洗濯洗剤(合成洗剤・せっけん洗剤とも)は購入していません。

 

手作り液体洗濯石けんの材料

固形石鹸を液体洗濯石鹸に作り替えるには、4つの材料が必要になります。

  • ソーダ灰
  • ホウ砂
  • 固形石鹸

ソーダ灰?ホウ砂?

もしかしたら、あまり聞きなれない名前があるかもしれません。(私もそうでした)

それぞれを詳しくみてみましょう。

 

ソーダ灰

私は出来るだけg単価を安く買いたかったので、 ソーダ灰は25キロの袋入りで購入しました。

もちろん、5kg950gのサイズもありますよ。

25kgと量が量なので、物置の隅で保管しています。

 

ホウ砂(ほう砂)

ホウ砂はドラッグストアで買うと値段のわりに金額が高いんです。

なのでドラッグストアと同じ金額で10倍の量が入っているネットショップで、送料無料になるようにまとめ買いをしました。

ちなみにホウ砂は液体石けん作りの他にも、スライム作りの材料としても使われています。

 

固形石鹸

シャボン玉石鹸ように石ケン素地しか入っていないような石鹸でも、香料や着色料、カタカナの何とか酸などが入っている石鹸でも、どちらでも大丈夫です。

香料が入っている石鹸は仕上がった時の液体洗濯石鹸でも香りは残っていますが、洗濯物が乾いた後ではほとんどわからない状態までになっています。

石鹸にこだわりがなければ、メルカリでは不用品としてまとまった数の固形石鹸が安く購入出来ます。

ちなみに右の石鹸も、メルカリで安く譲ってもらいました。

 

ただ柔軟剤を使わない生活に慣れてくると、石鹸の香りでも敏感になってきます。

当時の私のように安くすませたいから石鹸にこだわらないという場合を除いては、シャボン玉せっけんのような香料が入っていない石鹸がおすすめです。

 

手作り液体洗濯石けんの配合割合・分量

出来上がり量→4.5リットル5.6リットル7リットル9リットル
ソーダ灰80g100g125g160g
ホウ砂80g100g125g160g
固形石鹸80g100g125g160g
2+2.5リットル2+3.6リットル2+5リットル2+7リットル

固形石鹸の重さを基準にすると、水の量も計算しやすいです。

固形石鹸の1個の重さはメーカーにより違いますが、80gや100gが一般的なようです。

固形石鹸はすりおろしてからの重さではなく、固形の状態で先に重さを図っておくとそれ以外の分量の計算がラクですよ。

 

手作り液体洗濯石けんの作り方

今回は、80g×2個の合計160gの石鹸を使って液体石鹸を作っていきます。

 

STEP① 固形石鹸をすりおろす

使用する分の固形石鹸をすべてすりおろします。

私は100円ショップの大根すりおろし器を使っていますが、チーズのすりおろし器は見た目もオシャレだなーと感じます。

特に香料が入っている石鹸はしっかり洗っても香りが残るので、せっけん作り専用のものを一つ準備しておいた方が良いです。

 

 

STEP② 鍋で石鹸を溶かす

鍋に水2Lとすりおろした固形石鹸を入れて、加熱します。

石鹸と一緒に入れる水の量は、石鹸の量に関わらず2L固定。

今のところ最大で石鹸200gまでしか使ったことがありませんが、200gの石鹸も火にかければ2Lの水で十分溶けきります。

 

時々かき混ぜながら、固形石鹸がすべて溶けきるまで行います。

火の強さは中火(IHコンロで5)にしています。

 

石鹸を溶かした後の鍋は、洗っても1~2日は石鹸の香りがします。

特に香料のついた石鹸はバッチリ匂いがのこるので、使用する鍋は普段使いではない鍋がいいです。

我が家では底が剥げてしまったホーロー鍋を使用しています。

 

STEP③ ソーダ灰とホウ砂をお湯で混ぜ合わせる

すべての分量(出来上がり分量)が入りきるくらいの大きめのタライやバケツに、ソーダ灰とホウ砂を入れます。

g=mlではないのですが、計量カップの方が量りやすので、いつもそうしています。

分量はおおざっぱでも大丈夫。きっちりでなくても作れるので、神経質にならなくてもOK!

 

その後蛇口から出る一番熱い温度にして、お湯を必要分量だけ大きなバケツに入れて、かき混ぜます。

量が多くなるので、私は混ぜ合わせる作業は外で行っています。

蛇口から外までは距離があるので、熱いお湯は2Lのペットボトルに入れて運んでいます。

ただ熱さでペットボトルがグニャッと曲がってしまうこともあるくらいなので、軍手をして行うと安全です。

 

また我が家では、大きめのタライやバケツの代わりとして、タブトラッグスのLサイズを使用しています。

普段は洗濯物のハンガーを収納するのに使っているんですが、洗濯せっけんを作る時だけひっぱりだしてきます。

子供が小さくてビニールプールを出すほどでも無い時は、タブトラッグスのバケツに入れて水遊びをしたりと、本当に万能ですよ。

 

STEP④ 石けん液を入れて混ぜる

ソーダ灰とホウ砂とお湯を入れたバケツに、鍋で溶かした石けん液を入れて混ぜ合わせて、冷まします。

 

STEP⑤ 容器に詰める

温かいせっけん液が人肌に冷めてきたら、よく混ぜてペットボトルなど空の容器に入れます。

夏の暑い日でも一日置くと、液体がプリン状にプルプルと柔らかく固まってきます。

が今回は冬という時期もあり、同じ分量でも予想外にしっかりめに固まってしまいました。

冬場の液体せっけん作りは、放置せずに液体の状態ですぐに容器に詰めてしまった方が楽のようです。

 

さて、このままでは容器に詰めにくいので、一度かき混ぜて液体の状態に戻します。(多少プリン状の塊が残っても許容範囲内です。)

こぼれないようにしながら、容器(今回はペットボトル)に注いで出来上がりです。

時間が経つと固まってしまうので、なみなみいっぱいまで入れず、少なめにするといいと思います。(どうしてか、という理由は下で説明します)

ペットボトルに詰め替える時は下に新聞紙を敷くか、外で作業をすると、こぼしてしまった時に片付けが楽チンです。

 

手作り液体洗濯石けんの使い方

時間が経つと液体からプリン状に固まってしまいます。

そんな時の対処法は、『振る』。

上下にシェイクすることで、プリン状の塊がなくなります。

※この際ペットボトルの中の割合が8:2か7:3(洗剤:空気)くらいだと、1~2回思い切り振っただけで液体に戻ります。

 

洗濯機に入れる手作り液体洗濯石けんの量

私の場合、水量は最高位・洗濯物カゴいっぱいの洗濯物で、手作り液体洗濯石けんを約125ml入れます。

最初のうちは1合桝に線を引いて分量キッチリ量っていましたが、だんだんとズボラになって今はペットボトルから洗濯槽に直接入れています。

分量より多く入れたからといって、洗濯物に溶け残ることは今のところないです。

また柔軟剤も市販の合成柔軟剤を使わずに、クエン酸で作ってしまえば安上がりだし、からだにも安全です。

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まとめ

今回は余りがちな固形石鹸を液体洗濯石けんに変身させてみました。

固形石鹸をすりおろすのは手間がかかりますが、大量に作っておくと2-3ヶ月は作らなくて済みます。

そして手作り液体洗濯石けんは、とにかく安価に出来るので節約したい人にもおすすめです。

気になった方はぜひ試して見てくださいね。

 

今回使用したもの

私は25kgのソーダ灰を使用していますが、コンパクトな1kgサイズだと大きさも値段も手頃です。