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【レビュー】サーマレストのインフレーターマットは5cmでも地面から浮いているように寝られる

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初めての車中泊で持っていった敷布団のあまりのヘタリ具合に、「まるで地べたに直接寝てるみたい」と旦那に言われて購入したインフレーターマット。

色々なブランド(メーカー)があるなか、サーマレストのインフレーターマットを選んだんですが、ビックリするくらい良かったのでレビューすることにしました。

キャンプや車中泊で使うインフレーターマット選びに迷っている方の参考になれば嬉しいです。

 

サーマレストって初めて聞いたブランドだったけど、実はスゴかった

出典:サーマレスト

キャンプ用品のまとめ記事を読んで、初めて知ったのがサーマレストというブランド。

私的には初めて聞いた名前のブランド(メーカー)だったんですけど、知らないだけですごく有名だったんですね。

何でも、インフレーターマットというウレタン素材を入れた自動で膨らむマットを初めて作ったのが、サーマレストだそうです。

サーマレストが持っていた特許が切れたのにともなって、各ブランドがインフレーターマットをマネして作り出しました。

今ではほとんどのアウトドアブランドでインフレーターマットを見かけますよね。

 

車内に敷くにもサイズ感もちょうどよく、今回購入したキャンプ&コンフォートシリーズのベースキャンプは幅が51cm・63cm・76cmと3種類の幅のバリエーションがあって組み合わせも色々出来そう!(・∀・)!

ちなみに、今回購入したマットは厚さ5cmのベースキャンプのレギュラー(51cm)とラージ(63cm)の2枚です。

 

はじめに考えていたのは、スノーピークのキャンピングマット2.5w

どのアウトドアブランドにしようかと思った時に、1番最初に考えていたのはスノーピークでした。

スノーピークのキャンピングマット2.5w。

車中泊でもゆくゆくはキャンプでも使用したいと思って、値段が多少張っても良いマットが欲しかったんです。

レビュー記事を読んでもすごく評判が良かったですし。

ただキャンピングマット2.5wの幅が76cmで、フォレスターに2枚並べて敷くには幅が広すぎました。(フォレスターの1番狭いところで110cm)

重ねるにも幅が広すぎるし、車内に沿ってマットを折り曲げることも考えましたが、トイレの際の乗り降りが不便だし、何より修理可能と言っても1枚2万越えのマットを折り曲げてダメにしたくない…と泣く泣く諦めました。

 

サーマレストの製品を購入する際の注意点

インフレーターマットの製品レビューをする前に、サーマレストを購入する前に知ってほしい注意点が1点だけあります。

それは・・・

サーマレストの製品を購入する際は、日本の正規総代理店である株式会社モチヅキが輸入し、株式会社モチヅキがサーマレスト取扱店舗と認定しているショップで購入すること。

どうしてかというと、日本正規品以外(例えば平行輸入品やフリマでの購入)では保証と修理をきちんと受けることが出来ないからなんです。

永年保証で有名なスノーピークは正規で購入しようが、フリマで購入しようがどれも一律で同じ対応を受けられます。

しかしサーマレストの場合は5年の保証期間がありますが、『正規販売店より購入をされた第一購入者で購入を証明するレシートを提示頂いた購入者に限り』という点を頭の隅に置いていた方がいいかなと思います。

 

キャンプ&コンフォートシリーズ ベースキャンプのレギュラーとラージのレビュー

では実際に届いた商品を見ていきましょう。

画像の上がベースキャンプのレギュラー、下がラージ。

マットの幅はレギュラーで51cm・ラージで63cmなので、その分ちょっと長くなっています。

 

レギュラーの重さが約1.1kgで、ラージが約1.5kgの合計約2.6kg。

収納袋にしっかりした肩紐が付いているので、小学校低学年の息子(身長130cm)でも2つ一緒に持つことが出来ました。

 

収納袋(スタッフサック)は大きめなので入れやすい

収納袋が大きめに作られているようで、マットが入っていてもつまめるくらい袋に余裕があります。

使い始めてから、収納袋とマットがサイズピッタリすぎて入らない…( ー̀ὢー́ ; )ということはなさそうで一安心です。

 

ベースキャンプのマットと付属品

サーマレストのインフレーターマット(ベースキャンプ)の内容物は以下の通りです。

  1. マット本体
  2. 収納袋(スタッフサック)
  3. ユーザーガイド&保証説明書(英語)
  4. 使用説明書(英語)
  5. 正規取扱説明書(日本語)

日本正規品かどうかを見分けるポイントは、5番目の株式会社モチヅキによる日本語の正規取扱説明書が付属しているかどうか、だそうです。

正規品か判断が難しい場合は、正規代理店の株式会社モチヅキに直接「ここのお店は正規販売店ですか?」と連絡をくださいとHPにも記載してあるので、心配な方は問い合わせてみるといいと思います。

 

ベースキャンプ レギュラーとラージのサイズ感比較

レギュラー(51cm)とラージ(63cm)のサイズ差は、こんな感じです。

まだ空気を入れていない状態なので、ペラッペラ。

本当にこんなので寝られるくらいの厚みになるの?と、まだこの時点では半信半疑の私。

 

子供はレギュラーサイズで十分ですが、寝返りや背の高さを考えると大人はラージ(63cm)やエクストララージ(76cm)の幅は欲しいところですね。

幅だけでなく、長さも種類によって変わるので、使う人の体格やテント・車内の広さに合わせて総合的に選ぶのがいいと思います。

インフレーターマットは自動で空気が入ると言っても、初めて封を開けた時の膨らみはイマイチです。

ただレギュラーとラージでは、レギュラーの方が小さい分勝手に膨らむスピードは早かったですね。

 

R(レギュラー)L(ラージ)XL(エスクトララージ)
サイズ51×183cm63×196cm76×196cm
重量1140g1530g1820g
厚さ5cm5cm5cm
収納サイズ54×18cm66×19cm79×19cm

 

マットの空気の入れ方

自動で膨らむとは言え、最大の厚み(ベースキャンプであれば5cm)までは膨らまないので、空気を追加で入れる必要があります。

空気を入れる方法は3つあります。

  1. 呼気(風船を膨らますように、口で空気を入れる)
  2. ポンプサック
  3. マイクロポンプ

呼気で空気を入れることでウレタン素材に湿気は良くないと言う意見もありますが、その方法で10年も使い続けられているというクチコミもあるので、一概に呼気はダメとは言えないようです。

ちなみに私は呼気派です。

レギュラーは呼気でも簡単にパンパンに膨らみますが、ラージはそれ以上に空気を入れなきゃいけないので、(エクストララージはもっとでしょうね)サイズが大きいマットを購入した人はポンプサックがあると楽かなと感じました。

マットの空気の抜き方・しまい方

インフレーターマットのしまい方は、 を矢印のようにひねってから、バルブを緩めて空気を逃がします。

その後はマットを縦半分に折って空気を抜き、端からクルクル丸めるようにしながら更に空気を抜きます。

元々収納袋にゆとりがあるので、そんなに極端にペタンコになるまで空気を抜く必要は無かったです。

 

収納袋に入れる際はバルブが見えた状態だと破損してしまう可能性があるので、空気を抜いたらバルブを中にして巻き直します。

 

サーマレスト ベースキャンプの寝心地は?

さて一番気になるのが寝心地です。

ベースキャンプの厚み5cm。

他のブランドのインフレーターマットでも5cm以上ないとキツいというクチコミをよく見かけます。

たった5cmでしょ?敷布団と変わらないんじゃない?(と内心思ってました)

それが…たった5cmしかないのに、体がしっかり浮いてるんですよ∑(๑ºдº๑)!!

こんなことは思いたくないけれど、私の敷布団よりも寝心地がいい。(悔しい!)

車中泊前に自宅で旦那にも横になってもらいましたが、たったこれだけの厚みで体が沈まないのにとても驚いていました。

こんな感じでどんなに体重かけても、空気と中に入っているウレタン類の素材にはばまれて、底につかないんですよ。

跳ね返される感じ。

 

さて実際に車中泊で使ってみた感想はというと・・・

子供:自宅と変わらず、熟睡。

旦那:1回目の初めての車中泊は何だったんだというくらい、寝れた。

ということでした。

かく言う私はマットなしで助手席で寝てました。

マットなしということもあり全然熟睡出来なかったので、助手席用にも使えそうな幅の狭いサイズのマットが欲しいな〜と思っています。

 

まとめ

スノーピークのキャンピングマット2.5w 1枚分の値段で、サーマレストなら2枚分のインフレーターマットを買えてすごくラッキーでした。

収納袋にもゆとりがあるから、車内での撤収作業もイライラせずに済みました。

(使用頻度にもよると思いますが)サーマレストのマットは、きちんと保管すれば10年近く使用できるという口コミも多数見かけるので、これからが楽しみですね。